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乳がんについて

「どうして私が・・・・」、これはがんと診断された患者さんが誰しも最初に思う、いつわらざる気持ちです。これまでの平穏な生活を中断される不安と怒り、そしてどうしたらいいのか分からない絶望感・・・・。しかし、このような気持ちから立ち直り、がんと闘い、がんを克服された患者さんはたくさんいらっしゃいます。

中でも、乳がんは比較的性質の良いがんの一つであり、優れた検査法や有効な治療手段が多いことから、早期に発見して適切な治療を受ければ、ほぼ完全に治すことができます。また、たとえ進行していても、患者さんの病状に応じた有効な治療手段がありますから、けっしてくじけることなく治療を続けてください。

わが国で乳がんと診断される女性は、1年間に約9万人にのぼっています。そして、その多くの方が不安やつらい治療を乗り越え、立派に社会生活にもどっています。

このサイトでは、乳がんの治療法に関する理解を深めて頂くために、(1)医療者とのコミュニケーションの重要性、(2)乳がん治療の中で重要性が飛躍的に増してきた「化学療法」(抗がん剤による治療)、「ホルモン療法」(正確には抗ホルモン療法;内分泌療法ないぶんぴつりょうほうともいう)、(3)現在でも乳がんの最も基本的かつ確実な治療法である「外科的手術」、を中心に解説しています。

乳がんの治療法はどんどん進歩し、治療に対する考え方がずいぶん変わってきています。さらに、乳がんの治療法は、患者さんのしこりの大きさや病勢の程度によって大きく異なり、治療を受ける病院の方針によっても異なることがあります。間違った情報を鵜呑みにすることなく、医師や看護師の説明をよく聞き、よく話し合い、患者さん自身が十分納得した上で、治療を受けることが大切です。

どのような手術法を選んだら良いのか、手術前や手術後の薬物治療、放射線治療はどのようにしたら良いのか、医療者との十分なコミュニケーションをはかるために、このサイトの内容を参考にして頂ければ幸いです。

監修:順天堂医院 乳腺センター 霞 富士雄