健康づくりのスペシャリスト 奈蔵和香の「日々是好日」

心に寄りそった方法で身体を動かすと、心も身体も元気になるはず。それは病気になったって同じ。フィットネスを通じてみなさまの毎日が少しでも明るくなるようにと願って、どなたにでもできるフィットネスの楽しさや魅力をお伝えします。

心に寄りそった方法で身体を動かすと、心も身体も元気になるはず。それは病気になったって同じ。フィットネスを通じてみなさまの毎日が少しでも明るくなるようにと願って、どなたにでもできるフィットネスの楽しさや魅力をお伝えします。

第2回 ココロとカラダはつながっている

ある日、わたしが日ごろ指導させていただいている運動教室でのこと。参加してくださっている方からこんな一言を頂きました。
「カラダを動かすことが、こんなに気持ち良くて楽しいものなんだって知らなかった」
その方は、学生時代からずっと運動が苦手で、いわゆる「運動嫌い」だったそうです。大人になってから運動習慣が身についたことに、喜びと驚きの両面を味わってらっしゃる様子で、どこか自信にも満ちてイキイキとされていました。

また別の方からは、「プライベートで、とてもショックだったことがあったのだけれど、教室に参加するようになってからもともとの元気や活力が蘇ってさらにパワーアップした」とも。普段はケラケラと笑うその方が、そんな風におっしゃる目には光るものがありました。

「カラダを動かすとココロが動き、ココロが動くとカラダが動く」という、こうしたエピソードは数えきれないほどあり、だれしもが実感できるものでもあります。

カラダとココロのつながりを実感してみましょう

カラダとココロのつながりを実感してみましょう。

ではここで、ちょっとした「所作」を試してみたいと思います。
利き手で握りこぶしを作ってみてください。その握りこぶしを元気よく頭上に挙げてみましょう。そうすると、どんな気分ですか?
「おーっ!」という力強さとともにどこかからエネルギーが湧いて来て、頭の中で悶々と考えてしまっていることに立ち向かえる元気をカラダで感じるのではないでしょうか?

次に、手のひらと手のひらを胸の前で合わせ、5回ゆっくりと呼吸をしてみましょう。どんな気分でしょうか?
すぅっと心が落ち着いたり、呼吸の音が聴こえたり、胸元が呼吸のたびに動いていることに気づき、今という時間をゆっくりと感じませんか?

今度はどんな風にでも良いので、ご自分の右手と左手で握手をしてみます。
そのままそっと力を込めて、目を閉じてみましょう。
さていまは、どんな気分でしょうか?先ほどとは違って、手のぬくもりや手の形状の触感、そして腕の力強さに気づくのではないでしょうか。安心感ややる気、自信がどこからともなく湧き上がってくる感覚もあるかもしれません。

もし手のひらと手のひらを胸の前で合わせなければ、もし右手と左手で握手をしていなかったら気づけないようなことも、その「所作」をきっかけに癒しや活力になるということは、カラダとココロの結びつきの強さを裏づけるものです。

同時にそのことは、いろんなシーンで役立てることができるということでもあります。
つまり、「所作」を取り入れることによって、ココロを楽にしたりカラダをリフレッシュさせたりすることができるのです。

元気がない時も、簡単な動きが「元気スイッチ」になる

元気がない時も、簡単な動きが「元気スイッチ」になる

気持ちが沈んでいるときや元気のない時は、視線が下がり肩の位置が前にずれて背中が丸まりがちです。そこで、「所作」からその気分を緩和する方法があります。手を腰にあて、肘と肘を後ろで近寄せるようにしながら目線を上に上げていきます。そうすることで胸が広がって背筋が伸び、新鮮な酸素をたくさん肺に取り込み呼吸がスムーズになるので、穏やかな気分を取り戻せるようになります。

この方法に限らず、自分なりに気分転換や‘元気スイッチ’を入れる「所作」を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。ちなみにわたしのお気に入りは、肘を曲げて両手を軽く握ります。脇をしめたところから脇を開くように肘を肩の高さへ上げ下げする「ワクワクシェイク」です。どんなに気分が落ち込んでいても、この「ワクワクシェイク」をするだけで不思議と「ワクワク」してしまうという魔法のようなオススメエクササイズです。

たったひとつしかない愛すべき「カラダ」と「ココロ」、楽しくナチュラルに向き合ってフィットネスをライフスタイルに取り入れてみませんか。

Profile

ヘルスフィットネススペシャリスト 奈蔵 和香(なぐらわか)

人と人の繋がりを大切にイキイキとした笑顔の輪を増やすべく、健康づくりをあらゆる面から提案。
指導者育成やセミナー講師、イベント出演など全国各地にて活動。

  • 株式会社ヴィヴィシャスワークスジャパン取締役
  • DANSKINアドバイザリースタッフ
  • 大塚フィットネスアドバイザー
[ 資格 ]
  • アメリカスポーツ医学会ヘルスフィットネススペシャリスト
  • 健康運動指導士