健康づくりのスペシャリスト 奈蔵和香の「日々是好日」

心に寄りそった方法で身体を動かすと、心も身体も元気になるはず。それは病気になったって同じ。フィットネスを通じてみなさまの毎日が少しでも明るくなるようにと願って、どなたにでもできるフィットネスの楽しさや魅力をお伝えします。

心に寄りそった方法で身体を動かすと、心も身体も元気になるはず。それは病気になったって同じ。フィットネスを通じてみなさまの毎日が少しでも明るくなるようにと願って、どなたにでもできるフィットネスの楽しさや魅力をお伝えします。

第3回 やってみよう!気分に合わせたエクササイズ

1回目のコラムにて、「カラダの声」についてお話させていただきました。「カラダの声」とはその時その時に感じている本音のようなもので、例えば、カラダを動かすのは嫌だ、億劫、だるいといった<ネガティブ>なものもあれば、気持ちがいい、元気がある、カラダが軽いといった<ポジティブ>なものもあります。

今回は、<ネガティブ>な場合と<ポジティブ>な場合、それぞれにオススメの「フィットネス」をご紹介したいと思います。参考にしながらぜひご自分流にアレンジするなどしてみていただけたらと思います。

<ネガティブ>な日のポイントは
「環境づくり」と「呼吸法」

<ネガティブ>な日のポイントは「環境づくり」と「呼吸法」

まずは、痛みやだるさがあるような<ネガティブ>な場合からご紹介します。どちらかと言えば積極的にカラダを動かしたい気分ではありませんよね。ですので、無理を伴うようなエクササイズはオススメではありません。こんな時に良いのは、「環境づくり」と「呼吸法」です。

「環境づくり」のポイントは、心地よさ。まず一畳分以上の空間、または椅子をひとつ用意します。もしよりリラックスした雰囲気にしたい場合には、心が落ち着くような音楽をかけたり、アロマの香りをほのかに漂わせたり、良い景色の見える場所で行うのも良いでしょう。良い景色のなかで土の匂いや緑の香り、そよ風を感じる環境は心地よいものなので、窓を少し開けるのもいいかもしれません。

次に「呼吸法」です。床でしたら楽なように座り、椅子でしたら背もたれにもたれない程度に座り、手をおへそに置いて「呼吸法」をしてみましょう。
息を吸ったときにお腹を膨らませ、息を吐いた時にお腹をへこませるようにしてみます。ふだんよりゆっくり、吸った時より息を吐く方を長めにするのがポイントです。

呼吸の音を聴き、お腹の動きを感じ、首や肩の力を抜いて全身のりきみや重さがだんだんと和らぐのをイメージします。呼吸をゆっくりと行うだけで、自律神経のバランスに良い効果があると言われています。無理のない範囲であれば一日に何回でも、一回の長さも自分のペースでとりいれることができるのがこの呼吸法です。

慣れてきたら腕もいっしょに動かすこともできます。腕をおろした状態から、息を吸いながら両手を外側に上げていき頭上もしくはおでこのあたりで手を合わせます。息を吐きながら元の位置に戻します。呼吸と動きのタイミングを合わせることで、終わった後により心地よさを味わうことができます。

<ポジティブ>な気分の時は
積極的にカラダを動かすストレッチ

少しカラダを動かしてみたい、元気になりたいという<ポジティブ>な場合にオススメのフィットネスはずばり「ストレッチ」です。ストレッチというと‘伸ばす’というイメージがおありかと思いますが、大きくは動的ストレッチと静的ストレッチに大きく分けられます。どちらも効果がありますが、目的が少々異なります。

動的ストレッチは体操のように積極的にカラダを動かします。カラダを動かすストレッチは活力を味わうことができるので、今回はその中から3つのエクササイズをご紹介します。反動をつけずゆっくりと、呼吸も自然に動きに合わせて行うことが大切なポイントです。

一つ目は、右手は右肩に、左手は左肩に置きます。肘を前から上げていき後ろにゆっくりとまわします。反対回しも行いましょう。回数は3回ずつ。慣れたら徐々に増やすのもいいですね。肩凝り解消や肩の柔軟性向上の効果が期待できます。

二つ目は、右手を頭に置き、左手は体側におろします。前を向いたままゆっくりとカラダを左側に倒し元の位置に戻します。手を変えて反対側も行いましょう。回数は無理のない範囲で左右同じになるように行いましょう。背中が伸びて気分転換になり、腹筋も使うので体幹部の強化にも繋がります。

これら二つは立った状態でも座った状態でも可能ですが、三つ目は立って行います。左手を壁など、どこか支えられるところに置きましょう。右ももを前に上げて、ひざをやや外側にしてからおろします。反対回し、反対足も無理のない範囲で同じ回数を行いましょう。股関節まわりの動きをスムーズにし、下半身からの血流の流れを良くする効果が期待できます。慣れてきたら、上げる高さを高くしてみましょう。股関節まわりの筋肉の強化にも繋がりますし、支えを使わずに行うようにすると全身のバランス感覚が養われます。

これまで3回にわたって担当させていただいてきた本コラム。楽しんでいただけましたでしょうか?フィットネスインストラクターという職業柄、人生におけるさまざまなシーンにこうしてご一緒させていただけることがとても有り難いなぁと感謝しています。どうもありがとうございました。

調子が良い時もそうでない時も、「フィットネス」はあなたの味方です。あなたがあなたらしく、毎日の日々が少しでも「カラダいきいきココロはればれ」でありますように!!

Profile

ヘルスフィットネススペシャリスト 奈蔵 和香(なぐらわか)

人と人の繋がりを大切にイキイキとした笑顔の輪を増やすべく、健康づくりをあらゆる面から提案。
指導者育成やセミナー講師、イベント出演など全国各地にて活動。

  • 株式会社ヴィヴィシャスワークスジャパン取締役
  • DANSKINアドバイザリースタッフ
  • 大塚フィットネスアドバイザー
[ 資格 ]
  • アメリカスポーツ医学会ヘルスフィットネススペシャリスト
  • 健康運動指導士