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がん細胞から血液や分泌物の中に放出される物質を測定して、からだの中のがんが大きくなっていないかどうかを調べる方法です。乳がん以外でも値が高くなるマーカーや乳がんがあっても値が高くならない人もあり特異性に欠けます。このため、幾つかのマーカーの変動を検査しながら、大きながんの治療効果や術後の状態をフォローするのに使われています。通常の初回手術時にはこれらのマーカーが上昇することはありません。乳がんでは、CEAやCA15-3、NCC-ST-439、BCA225と呼ばれるマーカーが主に使われています。乳頭の分泌液に含まれる腫瘍マーカーについてはCEAを測定する方法が広く行われています。

監修:順天堂医院 乳腺センター 霞 富士雄