乳がんの情報サイト「乳がん.jp」
  1. 乳がん.jp
  2. 乳がんと診断されたかた
  3. トリプルネガティブ乳がん
  4. 再発・転移について
  5. 再発・転移の治療について

再発時の治療は、局所再発か遠隔転移かにより異なります。

局所再発の治療

局所再発の治療

乳房温存手術で残した乳房内のみの再発の場合は、基本的には乳房全切除術を行い、治癒(がんを治すこと)を目指します。特定の条件を満たしている場合は、再温存手術も可能となる場合があります。しかし再発までの期間が短く、進行が早いがんの場合は、全身へ転移している可能性があるため、遠隔転移の検査とあわせて治療方針を決定します。
乳房全切除術後の胸壁周辺のみの再発の場合は、再発までの期間が長ければ手術によりがんを取り除き、以前に放射線療法を受けていないかたであれば、放射線療法を行い、治癒を目指します。再発までの期間が短く(一般的には2年以内)、進行が早いがんの場合は、全身へ転移している可能性があるため、遠隔転移の検査とあわせて治療方針を決定します。遠隔転移がある場合には、全身療法(遠隔転移の治療)を優先して治療方針を決定します。

遠隔転移の治療

遠隔転移の治療

遠隔転移した乳がんの場合は、全身にひろがったすべてのがん細胞を根絶することは困難なため、薬物療法を行い、がんの進行を抑え、症状を和らげながら生活の質(QOL)を保つための治療を行います。
トリプルネガティブ乳がんの遠隔転移に対する薬物療法には、抗がん剤が用いられます。再発・転移後の初めの治療には、主にアンスラサイクリン系薬剤、タキサン系薬剤、S-1などの抗がん剤が使用されます。基本的には、抗がん剤単剤で治療を開始しますが、分子標的薬を併用する場合や、がんの状態によっては数種類の抗がん剤を併用する場合もあります。病状が進行した場合や副作用でQOLが低下した場合には他の抗がん剤への変更や中止を検討します。
また、QOLを保つため、転移部位の痛みなどの症状にあわせた薬物療法や放射線療法などを行う場合もあります。