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よくある質問

手術について ( 現在1件目から5件目まで表示しています [全件:5件] )

Q01

手術について

乳がん手術で命に差しさわりがあるようなことはありますか?
A01
乳がんの手術や麻酔、薬物投与などの治療経過のなかで循環障害(心筋梗塞、脳梗塞、肺塞栓など)、肺障害(誤嚥性肺炎、無気肺、気胸など)、脳神経障害(脳出血など)、消化器障害(ストレス潰瘍、出血性胃炎、急性腸炎など)、悪性高熱症、薬物その他に対するアレルギーなどの偶発症(合併症)が起こる可能性があります。どのような細心の注意を払っても、生命に関わるようなことが生じる可能性がありますが、死亡などの重大な結果を生じる危険性は非常に稀です。このような事態が生じないよう医師および看護師が常に注意を払っています。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生 大野真司先生)
Q02

手術時の麻酔について

乳がん手術時の麻酔は局所麻酔でしょうか、それとも全身麻酔でしょうか?
A02
通常、乳房温存手術や乳房切除術は、全身麻酔をして行いますが、局所麻酔で乳房部分切除を行うこともあります。また、センチネルリンパ節生検は、乳房の手術と同時に行われることが多いですが、乳房の手術前に局所麻酔や全身麻酔でセンチネルリンパ節生検のみを行う場合もあります。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生/大野真司先生)
Q03

手術について

乳がんの手術をしなくても治りますか?手術をしなかった場合、どのような症状がでてくるのでしょうか?
A03
乳がんの治療法には、局所療法と全身療法があります。局所療法とは治療目標の病巣局所だけに効果が期待できる治療法のことで、手術による病巣の切除や放射線の照射療法などが含まれます。全身療法とは注射・点滴・経口で投与された薬剤を血流によって全身に作用させる治療法のことで、抗がん剤による化学療法や内分泌療法などが含まれます。
 乳がんの進行・転移を阻止するにはこれらの局所療法と全身療法を組み合わせることが有効とされており、具体的には手術でがんを完全に切除し、そのあと放射線治療や全身療法を併用する方法がなされます。現時点では「手術をせずに治すことができる」という根拠はありません。
 手術をしなかった場合、局所で進行すると腫瘤(しこり)が大きくなりカリフラワー状に皮膚に潰瘍ができて出血・感染を起こすことがあります。また局所から肺・肝臓・骨・脳などに遠隔転移を起こし、それらが進行すると、それぞれ呼吸困難・黄疸・骨折・麻痺や意識障害などの症状が出現します。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター乳腺科 中村吉昭先生/大野真司先生)
Q04

温存手術の適応について

乳がんの手術で、乳房を切除するか温存するかは、患者が選択できるのでしょうか。
切除しなくてはいけないタイプの乳がんがもしありましたら教えてください。
A04
乳房を温存する手術(乳房温存療法)は、「しこりの大きさが3cm以下」の場合にお勧めしています。
一般的に、乳房温存療法が難しいといわれているケースは5 つあります。1 つ目は、2 つ以上のがん(しこり)が同じ乳房の離れた場所にある場合。2 つ目は、乳がんが広い範囲にわたって広がっている場合。3 つ目は、手術後に温存した乳房への放射線治療が行えない場合。(妊娠中、乳房や胸壁にすでに放射線治療を行ったことがある、仰向けで手術をした方の腕を上げるといった放射線治療のための体位をとれない、強皮症や全身性紅斑性狼瘡(SLE)などの膠原病を合併している、など。)4 つ目は、しこりの大きさと乳房の大きさとのバランスで美容上の仕上がりが良くないことが予想される場合。そして5 つ目は、患者さんが希望しない場合です。つまり、これら5つのケースでは乳房を切除する手術が選択されることが多いということです。

しかし、「乳房を切除するか、温存するか」は、患者さん一人ひとりの状況に応じて、患者さんの希望を考慮しながら、それぞれのケースで個別に決定していきますので、主治医とよく相談をして、患者さんが納得のできる手術法を選択することをお勧めします。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター乳腺科 中村吉昭先生/大野真司先生)
Q05

手術の時期について

乳がんの診断後仕事の都合上1ヵ月半後に手術をしようと思っています。この1ヵ月半でがんが大きくなったり転移したりすることはありますか?
A05
残念ながら、絶対にがんが大きくなることや転移したりすることはないとは言えません。ただし一般的には、乳がんは数年以上かけてゆっくり大きくなるので数週間程度で急に大きくなることはないと言われています。また、転移していない乳がんが数週間くらいで転移することもほとんどないと考えられます。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター乳腺科 中村吉昭先生/大野真司先生)