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よくある質問

その他について ( 現在1件目から10件目まで表示しています [全件:18件] )

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Q01

予防法について

乳がんにならないために、予防法はありますか? 牛乳は乳がんになりやすいと聞きました。
A01
乳がんになりやすい因子がいくつかわかっています。そのようなリスク因子のなかで生活習慣を変えることでリスクを下げることができそうなのは、閉経後の肥満を防ぐ、喫煙を避けることです。海外では、乳がんのホルモン療法薬を乳がんの発生リスクの高い女性に投与するという臨床試験の報告もありますが、ホルモン剤治療薬により重篤な副作用が起こることがあったり、日本人での乳がんのリスクに対して、臨床試験の結果をそのままあてはめられなかったりすることから、日本ではホルモン治療薬による予防は推奨されていません。将来、遺伝子診断などで高リスクグループに予防薬を投与することができるようになると思われます。高脂肪・高カロリーの欧米型食生活が乳がんリスクを増やしている可能性は欧米から報告されていますが、日本の疫学調査では牛乳は乳がんと関係はないだろうとされています。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科中村吉昭先生 大野真司先生)
Q02

高齢者乳がんについて

高齢の母(93歳)に乳がんがみつかりました。手術は体力的に厳しいです。ホルモン剤の治療を勧められましたが、その効果はどうなのでしょうか?
A02
お母さんの乳がんにホルモン受容体がある場合はホルモン療法が有効です。手術による切除が難しい場合、ホルモン療法で進行を抑えることが期待できると思います。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科中村吉昭先生 大野真司先生)
Q03

乳がん患者をもつ家族のコミュニケーションについて

妻が乳がんになりました。小学生の子供がいるのですが、どのように伝えればよいでしょうか?どの点を注意すればよいでしょうか?
A03
参考にされるとよいものとして乳がんの親とその子どものためのプロジェクトチームから、「おかあさん だいじょうぶ」という乳がんになったお母さんと子どもが見る絵本が出版されており、ノバルティスファーマ株式会社から、「わたしだって知りたい」という小冊子、当院の監修ではアストラゼネカ株式会社より、「お母さん どうしたの?」という小絵本が発行されています。その中で注意する点として、①「がん」という悪い病気にかかっていること ② 誰のせいでもないこと ③ 伝染しない病気であること を伝え、治療計画や身体の変化についても話し合われるとよいでしょう。 焦らず、患者ご本人のペースで話してください。つらいと感じる時は、周りのかたに援助を求めてください。ご家族、友人や医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士にご相談ください。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科中村吉昭先生 大野真司先生)
Q04

男性乳がんについて

男性にも乳がんはあると聞いたことがあるような気がします。教えてください。
A04
男性乳がんは乳がん全体の約0.5-1%あります。発生年齢は女性乳がんより一般的に高いです。女性と比べて、乳腺が小さいため、皮膚や筋膜に浸潤しやすくやや進行したものが多いようです。また、痛みを伴わない腫瘤で発見されることが多いです。治療は女性乳がんと同様に手術や内分泌療法を行います。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科中村吉昭先生 大野真司先生)
Q05

乳がんの薬物治療と生活について

イソフラボン、ローヤルゼリー、薬用酒、アロマテラピーは、乳がんのホルモン療法中に摂取または利用してもよいのでしょうか? がん細胞抑制に効果があるという記事と、女性ホルモン様効果があるのでよくないという記事の両者ともあり、どちらに従えばよいのでしょうか?
A05
イソフラボンを含む大豆食品を多く摂取する人は、ほとんど摂らない人に比べて乳がんの発症は少ないという報告がありますが、ホルモン療法中のがん抑制効果については明らかではありません。ローヤルゼリー、プロポリス、高麗人参などは基礎実験より女性ホルモン(エストロゲン)作用をもっていることが知られているため、長期服用により乳がん再発を増加させる可能性が懸念されます。アロマテラピーでは、ストレスや苦痛を取り除き、心地よい気分にさせてくれるので乳がんの患者さんに広く知られるようになっています。しかしながら、使用される精油のなかに、エストロゲン作用のあるといわれるものや化学療法中は避けたほうがよいとされるものがあるようです。利用されるときは、よく専門のセラピストに相談してください。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科中村吉昭先生 大野真司先生)
Q06

LHRH製剤の投与感間隔について

LHRH製剤を月一回注射しています。海外旅行など長期旅行と投与日が重なるようなことになれば、どうすればよいのでしょうか?
A06
LHRH製剤は4週毎、12週毎、24週毎投与のものがあります。 12週、24週製剤の場合は、副作用などで中断したくても効果が長期に持続するので、中断や中止がしやすい理由などから1ヶ月製剤が選択されることもあると思います。長期旅行などで投与日が数日程度ずれることは問題ないと考えますが、長期になるならば、12週、24週製剤の投与も可能と思われます。担当医とご相談ください。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生/大野真司先生)
Q07

乳がん治療薬について

注射ではなく、飲み薬の抗がん剤もあると聞きました。やはり効果は注射のほうがあるのでしょうか?
A07
飲み薬の抗がん剤のうち、例えば、ある飲み薬(経口)の抗がん剤は注射薬と同程度の効果があるとの報告もあり、また別の経口の抗がん剤は手術不能・再発乳がんに効果があるとして使用されています。選択については、担当医とよくご相談ください。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科  中村吉昭先生/大野真司先生)
Q08

乳がんの大きくなるスピードについて

乳癌の大きくなるスピードについて教えてください。(2年前の前回の検診では異常なし、今回3.8cmの癌が見つかりました。)
A08
一般的には、乳癌の細胞の増殖するスピードは、生体内では、約3ヶ月で倍になると言われています。そして1個のがん細胞が、2個、4個というふうに増え続けて、10億個(これで約1cmのしこりになっています)になるのが、約10年かかることになります。しこりとして倍になるのは、約9ヶ月~10ヶ月ぐらいですから、ご質問の今3.8cmの癌は2年前には0.7cmぐらいの計算になりますから、検診では発見が難しいと思われます。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生 大野真司先生)
Q09

トリプルネガティブ乳がんについて

トリプルネガティブという乳がんは予後が悪いと聞きました。どういう乳がんでしょうか?
A09
トリプルネガティブ乳がんとは、エストロゲン受容体・プロゲステロン受容体・HER2(HER2の詳細は、よくある質問の「診断」のA4を参照してください)の3つ(トリプル)が腫瘍細胞に発現していない(ネガティブ)乳がんのことを呼んでいます。現在、乳がん全体の15~20%ぐらいがこのトリプルネガティブの患者さんといわれています。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンは、それぞれの受容体が発現している乳がんの発生と増殖に関する因子であり、これらの受容体が発現している場合はホルモン療法が有効となります。HER2はがん遺伝子で、HER2が発現している場合は抗HER2療法の効果が期待できます。しかしトリプルネガティブ乳がんは、これらの因子とは全く関係ない発がんメカニズムを持つ乳がんですから、ホルモン療法も、HER2を攻撃する分子標的薬も効かないので、一般的に予後が悪いと言われていました。実際には個々の患者さんで発症の要因が異なり、化学療法の効果が高い病気です。さらに現在、トリプルネガティブの増殖因子に対する研究がすすみ、新たな分子標的薬も開発中です。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生 大野真司先生)
Q10

手術やそのた検査の順番について

しこりのみを切除する手術を受け、約2週間後に、通院でセンチネル生検を行うという順序はありますか?
A10
はじめに乳腺の腫瘍を切除され、病理検査で「浸潤がん」と判明した場合に、センチネル生検をおすすめするということがあります。
(回答者:国立病院機構九州がんセンター 乳腺科 中村吉昭先生 大野真司先生)
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